一発OKが出る資料のコツをわかりやすく紹介している一冊。いかにプレゼン資料で、提案内容の承認を取り付けるかについて、ポイントが書かれています。
■一発OKが出るか出ないかは「伝える順番」が9割
「一発OKが出る資料」と「OKが出ない資料」の差は、9割以上が「構成の差」と言っていい。「構成」とは「自分が伝える内容を相手が理解しやすいように並べた順番」のこと。「一発OKが出る資料」をつくる人は例外なく、この構成についてしっかり考えている。
資料をつくる最大の目的は「自分が提案する内容を決裁者に理解させ、通してもらうこと」である。このプレゼン資料における構成は「問題点の特定」→「解決策の提案」の順番がセオリーである。一発OKが出る資料をつくれない人は、大抵このセオリーを無視している。
まずは現状の「問題点」を決裁者に正確に伝えることが先決。その上で「解決策」を提示するという順番にすることが大切である。
一発OKが出る資料は、「問題点の特定」→「解決策の提案」の順番で構成されている。
著者 下地 寛也
1969年生まれ。コクヨ株式会社ワークスタイルコンサルタント オフイスインテリアデザイン設計米国インテリア設計事務所留学、働く環境と従業員の行動(創造性、コミュ二ケーション、場のあり方等)に関する分析・研究などの業務に従事したのち、 2003年より、法人顧客に対する企業変革コンサルティング、人材育成・教育研修を担当。ワークスタイル研究所の所長を経て、現在は経営企画室にコクヨグループのチェンジマネジメントにも取り組んでいる。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.1 | 1分 | |
1章 一発OKが出る資料には「共通の型」がある! | p.17 | 12分 | |
2章 「最初の1枚」で人をつかみ「最後の1枚」で人を動かす法 | p.71 | 12分 | |
3章 資料の説得力は「資料の細部」に宿る! | p.123 | 8分 | |
4章 見るだけで理解できる「最強の文章」を書く! | p.157 | 6分 | |
5章 「図解・表・グラフ」で相手を本気にさせる! | p.183 | 9分 | |
6章 いいデザインはつねに「シンプル」。だから伝わる! | p.223 | 6分 |