インテルジャパンの社長など、経営の第一線で活躍してきた著者が、ミドル層と呼ばれる中間管理職のために書いた仕事術。突き抜ける成果を出すための方法が紹介されています。
■人を動かす4つの基礎力
①まず口角を上げる
部下が付いていきたい上司は、いつの時代も同じで、トップから信頼され、熱く夢を語り、愛を持って一歩前を歩いて部下を導き、適切に権限委譲し、成果を部下に与えて結果責任を取ってくれる上司である。そうなるための第一歩は、上司にも部下にも愛される人間力作りである。
人が話をしに来てくれる人間力を身につけるための第一歩は「口角を上げること」である。口角を上げると、表情が柔らかく素敵になる。職場の人たちから愛され、心を開いてもらえる。
②1.5秒の間を取る
本当に理解して「なるほど!」と腑に落ちるには、ちょっと時間が必要。「1.5秒の間を取って」しっかり腹に落とし込み、その様子を相手にも見せることが大切である。そうすれば相手は安心して、気持ちよく会話を続けることができる。
人を動かす基礎力は次の4つである。
①まず口角を上げる
②1.5秒の間を取る
③アイコンタクトを取って前のめりに聴く
④相手は変えられない、自分を変える
著者 西岡 郁夫
1943年生まれ。イノベーション研究所 代表取締役社長 丸の内「西岡塾」塾長 1969年、シャープ入社。CADセンター所長、技術本部コンピュータ・システム研究所長、情報システム本部コンピュータ事業部長、同副本部長を歴任。 1992年、インテルに転身。1993年、同代表取締役社長、米国インテル本社営業担当副社長。1997年、同代表取締役会長。1999年退社。 1999年、モバイル・インターネットキャピタルを設立し、代表取締役社長に就任。2001年、「ベンチャーを支援するベテランの会(現・ベンチャーを支援するベテランとベンチャーの会)」を設立。2002年、「丸の内『西岡塾』」を設立。
帯 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授 楠木 建 |
帯2 奈良市立一条高等学校校長 藤原 和博 |
帯3 インテグラル代表取締役 佐山 展生 |
日経ビジネスアソシエ 2017年6月号 |
週刊東洋経済 2017年7/8号 [雑誌](ビジネスのための使えるAI) |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.1 | 3分 | |
第1章 人を動かす四つの基礎力 | p.13 | 9分 | |
第2章 説得力を高める | p.29 | 13分 | |
第3章 部下と上司をつなぐ | p.51 | 22分 | |
第4章 企画力を磨く | p.89 | 12分 | |
第5章 プレゼン力を鍛える | p.109 | 7分 | |
第6章 会議の生産性を上げる | p.121 | 10分 | |
第7章 本当に大切なことを見極める | p.139 | 6分 | |
第8章 胆力を練る | p.149 | 9分 | |
第9章 自分のブランディングをする | p.165 | 12分 | |
第10章 苦境に負けない | p.185 | 8分 | |
第11章 自分を変える勇気を持つ | p.199 | 16分 |
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