強烈な願望を抱いている目標を実現するための6つのステップ
①成果や改善の程度を明確に決めておく
②成果を得るのと引き換えに提供できるものを決めておく
③達成する期限を決めておく
④明確な行動計画を作成し、ただちに取りかかる
⑤望んでいる成果、提供するもの、期限、行動計画を、明瞭で簡潔な文章にまとめた個人的な行動指針を作り、それを宣言する
⑥宣言を1日2回、声に出して読み上げる。一番大事なのは、すでに目標を達成している自分を頭に描き、感じ、現実だと信じることである。
何かを実行したい、何かを成し遂げたい、何かを改善したい、自分はこうなりたいと思い、そのことで頭が一杯で他のことがほとんど考えられない状態だったら、強烈な願望を抱いている。その時には、目標に常に目を向けるようになり、「心の安らぎ」を得られる。
ナポレオン・ヒルは次のように言っている。「あるもの強く望んでいるからといって、それを受け取る準備ができていることにはならない。自分はそれを手に入れることができると信じるまでは、準備ができたことにはならない。ただ願望を抱くのではなく、願望の実現を信じる必要がある。それを信じるには、オープンで柔軟な心が必要だ。頑なな心からは、信じる気持ちや勇気、確信は生まれない」。
信念が運命を左右する
「理性や理屈を超えて信じる気持ち」=「信念」があるかないかが、運命を左右する。「信念」が、ロードマップを作り、「潜在意識」がそれに従うことになる。ネガティブな考え方をし、信念もなかったら、ネガティブな結果を生み出す。反対に、楽観的でポジティブな考え方をし、信念があれば、成功する土台を築くことができる。信じる気持ちは、行動を起こさせる。
ナポレオン・ヒルは「誓約のアファーメーション(肯定的な言葉を使って、自分に宣言すること)を繰り返して、潜在意識に働きかけることが、信念を自発的に養う唯一の手段である」と述べている。
自分が期待するレベルに自分で制限を設けない
ひとり言が自分の潜在意識や考え方に影響を与えていることに、ほとんどの人が気づいていない。「深層自己説得」は、私たちの成功のレベルに直接的に影響する。さらに重要なことに「自分は成功できると信じる気持ち」に影響する。
ナポレオン・ヒルは「深層自己説得は、自己管理の手段。これを使うことで、人は自発的に、自分の潜在意識に建設的な考えを供給できる。但し、この自己管理を怠ると、潜在意識という豊かな庭に、非建設的な考えが入り込むのを許すことになる」と記している。
私たちは意図的にポジティブな行動や考えだけに意識を集中させることで、潜在意識に影響を及ぼすことができる。そして、潜在意識が影響を受けたら、潜在意識もポジティブな行動や考えだけに集中するようになる。