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2017/07/18更新

人生をはみ出す技術 自分らしく働いて「生き抜く力」を手に入れる

140分

4P

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自分らしいキャリアをどのように積めばいいのか

東大法学部からマッキンゼーに進み、レアジョブ、ライフネット生命を経て
パンツブランドの社長が、キャリアの積み方、やりたいことの見つけ方を紹介している一冊。


■組織の歯車から外れること
「はみ出す」とは、変わった職業に就くとか、自分の会社を立ち上げるということだけを指すわけではない。「組織の歯車」や「決められたレールの上」から自分の意思で外れることこそが「はみ出す」ということである。

キャリアの選択において掛け算できる「プラスα」を持つことが、今後さらに重要になってくる。社会が変化するスピードが速くなり、私たちが働く環境が変わるに連れて、普通にスキルを積み重ねているだけでは生き残れない人材になってしまう。そして掛け算できる「プラスα」を獲得するためには、組織の歯車からはみ出す必要がある。

好きなものに打ち込んでも、その分野で成功を収めるのは簡単なことではない。成功するのはほんの一握りである。だから、1つの分野だけにこだわって努力を続けるよりも、他の分野での可能性も模索することの方が、長い人生においては大切である。試しに色々とやってみて、複数の分野で経験を積み、その掛け算で勝負した方が、1つの分野を極めようとするよりもずっと成功する確率が高くなる。

超短要約

「それまでの自分」を一旦否定し、目の前の仕事にコミットし、結果が出るまでやり抜く。当事者意識が持てるようなことに、仕事以外でも本気で取り組んでみる。こうすることで「自分らしさ」を仕事に活かす準備ができる。仕事のスキルが身につき、自分が熱くなれるものに打ち込むことでオーナーシップの取り方がわかるようになったことで、今度は「自分らしさ」を活用できるようになる。

自分の個性を活かせる仕事に取り組むことができれば、社会に新たな価値を提供できる。組織の歯車としてただ上から言われたことをこなしているだけでは、そのような付加価値は生まれない。

著者 枡野恵也

1982年生まれ。TOOT 代表取締役社長 大学卒業後、2006年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。 2009年レアジョブに参画、法人事業を立ち上げ1年で黒字化達成。2010年にライフネット生命保険に転職、東証マザーズ上場や経営戦略全般に携わるかたわら、韓国合弁会社設立など海外事業展開を主導する。 2015年より現職。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
ライフネット生命社長 岩瀬 大輔
週刊ダイヤモンド 2017年 8/5 号 [雑誌](ロジカルシンキング&問題解決法) 週刊ダイヤモンド 2017年 8/5 号 [雑誌](ロジカルシンキング&問題解決法)
リブロ営業推進部マネージャー 昼間 匠

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.1 2分
第1章 人生をはみ出せば、自分の進む道が見えてくる p.11 22分
第2章 キャリアを自分らしく生き抜く方法 p.51 22分
第3章 ご縁をつかみ取る方法 p.91 23分
第4章 社会の変化がはみ出す生き方を求めている p.133 21分
第5章 生きる意味を問う p.171 16分
おわりに p.200 2分

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