部下の育成・指導に関する悩みが増えている。疲弊する上司に向けた、今時の若い部下の心を読み、動かす方法を紹介している一冊。
■部下の本心を読み取り、適切な表現を発信することが必要な時代
今ほど上司にとって苦労の多い時代はない。その理由は3つ。
①全般的に若い部下が打たれ弱くなっている
②相次ぐM&Aやプロジェクトマネジメントの広がりで組織経営形態に無数のバリエーションが生まれ、急激に変化している
③個人のキャリア意識と組織観が猛烈に変化している
「仕事がつまらない、自分の能力が活かせない」と文句を言うのに全く自分磨きをしない社員がいる一方で、固定組織の範囲を超え、自由環境の中でフレキシブルに生きていく優秀な人もいる。この2群の距離が離れていく中、上司のリーダーシップがますます問われる時代になった。
今、上司に必要なのは、褒める以前に彼らが何を考えているかを一瞬で読み取る力である。そして彼らの感情が動くようにメッセージを発信することである。
しっかりと一瞬の表情に目を凝らしさえすれば、その部下の心は目で読める。
著者 佐藤綾子
ハリウッド大学院大学 教授 社団法人パフォーマンス教育協会 理事長 1980 年、日本に初めて「日常生活における自己表現」の意味での社会学的用語として 「パフォーマンス」の語を導入。 以後「パフォーマンス学」の構築と自己表現教育での実践の道を歩み続け、この分野のパイオニアであり、第一人者。 自己表現に悩む若手ビジネスパーソンから、名だたるトップリーダーまで、広く社会人のプレゼンをはじめとする自己表現教育に情熱を注いでいる。 日本大学藝術学部教授などを経て、2017年より現職。
帯 ジャパネットたかた 創業者 高田 明 |
日経ビジネスアソシエ 2017年9月号 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
プロローグ | p.2 | 2分 | |
第1部 言葉に出ていない部下の心を見抜く技術 | p.11 | 27分 | |
第2部 部下の感情にまで届くメッセージ発信の技術 | p.67 | 31分 | |
第3部 どんなに苦労してもへこたれない リーダーのメンタル講座 | p.133 | 17分 | |
エピローグ | p.168 | 3分 |
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