サンリオなどの企業経営に携わり、ハーバード大学で学んできた著者が、効果的な読書法を紹介している一冊。
■エリートはほとんど本を読まない
ハーバードでもスタンフォードでも、学生たちはほとんど本を読んでいない。彼らは本を読むことを目的とせず、本をどう使うか、ビジネスの実践に重きを置いている。
ビジネスの世界で最も大切なことは、結果を出すこと。ビジネスにおける読書とは、実践とつながってこそ効果を発揮する。しかし、多くの人は、本から得た知見をビジネスの場で活用しようという視点が、圧倒的に欠けている。読んだページが、1ページであっても、1行であっても、それを実践につなげ、結果を出せれば、その読書は成功と言える。
読書の目的とは、知識を得ることではなく、本で得た知識を実践し、アウトプットの場面で役立たせること。まずはマインドを変えなければならない。
著者 鳩山 玲人
1974年生まれ。鳩山総合研究所 代表取締役 スタンフォード大学客員研究員 元サンリオ常務取締役 大学卒業後、三菱商事に入社。エイベックスやローソンでエンタテインメント事業に従事。2008年にハーバード・ビジネススクールでMBAを取得。同年、サンリオに入社。 サンリオで海外事業を拡大し、サンリオ メディア&ピクチャーズ・エンターテインメントのCEOとして映画事業にも従事し、2016年6月に退任。 DeNA、LINE、ピジョン、トランスコスモスの社外取締役を歴任。現在、シリコンバレーのベンチャーキャピタルであるSOZO VENTURESのベンチャーパートナーや、Youtuberを束ねるUUUMのアドバイザーも務めている。 米国経済誌「Business Insider」より、フェイスブックのシェリル・サンドバーグや政治家のミット・ロムニーと並んで「ハーバード・ビジネススクールの最も成功した卒業生31人」にも選出される。 シリコンバレーにあるベンチャーキャピタリストの核にある先鋭組織、Kauffman Fellowsメンバー。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.1 | 4分 | |
第1章 あなたの読書はなぜ結果に直結しないのか? | p.21 | 16分 | |
第2章 「最強の10冊」をいかに選び、使うのか | p.53 | 24分 | |
第3章 桁外れの結果を出す! 非常識な本の使い方 | p.103 | 20分 | |
第4章 私ならこう読む! ビジネス名著の読み方<実践編> | p.145 | 20分 | |
おわりに | p.187 | 2分 |
競争の戦略 [Amazonへ] |
キャズム [Amazonへ] |
OPEN INNOVATION―ハーバード流イノベーション戦略のすべて (Harvard business school press) [Amazonへ] |
キャプランとノートンの戦略バランスト・スコアカード [Amazonへ] |
ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業 [Amazonへ] |
ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー (Harvard Business School Press) [Amazonへ] |
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press) [Amazonへ] |
話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」 [Amazonへ] |
ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ [Amazonへ] |
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫) [Amazonへ] |
SONYとマッキンゼーとDeNAとシリコンバレーで学んだ グローバル・リーダーの流儀 [Amazonへ] |
戦略経営論 [Amazonへ] |
[新版]グロービスMBA経営戦略 [Amazonへ] |
ブロックバスター戦略―ハーバードで教えているメガヒットの法則 [Amazonへ] |
入社1年目の教科書 [Amazonへ] |