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2017/09/20更新

Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー

205分

6P

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ウェブサイトのコンバージョンを高める具体的な方法

ウェブサイトの成約率を1.2~1.5倍高めるための具体的な方法が紹介されている一冊。いかに顧客の行動障壁を下げ、ボタンをクリックしてもらうかを解説しています。


■マイクロコピーとは
コピーライティングの世界では「長いコピーこそが商品を売る」と言われてきたが、スマホなどの小さなデバイスが主流となっている今、ウェブコピーには、これまで以上に簡潔さが求められるようになっている。

マイクロコピーとは、ボタンの文字やフォームまわり、エラーメッセージ、写真のキャプションなど、非常に細部の箇所のコピーのことである。私たちが何かをクリックしたり、記入する時には、その周りに書かれているコピーを頼りにしている。形やデザインだけでは、人は正しい行動をとるのが難しい。マイクロコピーは、小さくても重要な意味を持つ。

マイクロコピーによるUI/UXの改善は、そのまま業績の向上に直結する。多くのマーケターは、売上が伸び悩んだ際に、購買意欲の低い潜在的な顧客のモチベーションまで高めようとする。しかし、それは難易度が高く、時間がかかる。マイクロコピーは、コンバージョンボタンを「押すかどうか迷っている」ところまで来ている人や、商品をカートに入れた状態の高いモチベーションを持った人たちに向けたコピーである。だから効果が出やすい。

超短要約

■お客さんにとっての行動障壁
マイクロコピーを使う上での鍵は「顧客理解」である。ボタンを押す瞬間にお客さんが何を感じているのか。PCやスマホ画面の向こう側で起きている、顧客のわずかな心の動きを汲み取るスキルである。どんなに行動へのモチベーションが高い人でも、何かしら「行動しない理由」を抱えている。その行動の障壁は次の6つ。

①時間がかかること
②費用が高いこと・思いがけない追加コスト
③肉体的許容性(動きたくない)
④頭脳的許容性(考えたくない)
⑤社会的な逸脱(後ろめたさがある)
⑥成果を出すまでに、繰り返し行動が必要(ルーティーン)

こうした障壁を取り除くために効果を発揮するのが、マイクロコピーである。マイクロコピーを改善することで、お客さんの「行動しない理由」がなくなり、コンバージョンが増える。

著者 山本 琢磨

1978年生まれ。オレコン 代表取締役社長 デジタルマーケター、グロースハッカー。Webデザイン、マイクロコピー、トラストフォーマットなど、ウェブページのA/Bテストやデータ分析に裏付けた改善方法で、これまでに2014社以上の企業にコンサルティングを実施。 2017年からは、国内初となるマイクロコピーのワークショップを開催。 全国の経営者、通販ビジネス事業者を中心に、クライアント企業 2,000社以上でテストを実施し、自社においては、国内外の1,000を超える事例検証を行っている。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
JECCICAジャパンEコマースコンサルタント協会 代表理事 川連 一豊
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第 1 章 マイクロコピーの魅力 p.19 10分
第 2 章 マイクロコピー改善の準備 p.35 10分
第 3 章 思わずクリックしたくなる強力なコンバージョンボタンのマイクロコピー p.51 27分
第 4 章 会員獲得を容易にするサインアップ フォームのためのマイクロコピー p.93 18分
第 5 章 読者をラクに増やすメルマガ購読フォームのマイクロコピー p.121 15分
第 6 章 サポート精神あふれるお問い合わせページのマイクロコピー p.145 8分
第 7 章 スムーズに記入を促すプレースホルダーのマイクロコピー p.157 12分
第 8 章 相手の心を汲み取るエラーメッセージのマイクロコピー p.175 10分
第 9 章 口コミが広がりバズる404ページのマイクロコピー p.191 9分
第 10 章 ユーザー体験をもたらすマイクロコピー集 p.205 8分
第 11 章 オリジナルのマイクロコピーの作り方 p.217 19分

この本に影響を与えている書籍(参考文献、引用等から)

ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則 ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則
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