手柄を横取りする上司、部下を束縛する上司、特定の部下を厚遇する上司、敵意むき出しの同僚など、組織の中で発生する社内政治にいかに対処すべきかをハーバード・ビジネスレビューの編集者が紹介している一冊。
■社内政治にうまく対処するために最も大切なこと
どんな役職に就き、どういう働き方をしていても社内政治からは逃れられない。解決策は、積極的に政治に参加することだ。同僚との個人的な力関係を正確に把握し、お互いの利益になるように働き、最終的には会社のために心血を注ぐことである。
社内政治のいざこざから完全に距離を置こうとする人は、社内政治に参加している人よりも仕事がうまくいったり、キャリアの目標を達成したりする可能性が低い。あらゆる不公平さにイライラするのはやめて、仕事に良い結果をもたらしそうな同僚と前向きな人間関係を築くことが大切である。
まず覚えておくべき点は、上司のペット的存在にならないこと。つまり「みんなのお気に入り」にならなければならない。素晴らしい社員であり、同僚であるという存在になれるよう、エネルギーを費やすことである。
まず覚えておくべき点は、「みんなのお気に入り」になること。素晴らしい社員であり、同僚であるという存在になれるよう、エネルギーを費やすことである。
著者 カレン・ディロン
編集者 2011年まで『ハーバード・ビジネス・レビュー』の編集者として20年のキャリアをもつ。2011年、アショカ財団により世界で最も影響を与えた女性として選出される 。
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
プロローグ 「社内の駆け引きゲーム」に勝つ能力。それが社内政治のスキルである | p.15 | 5分 | |
第1章 「手柄を横取りする上司」を黙らせる | p.26 | 9分 | |
第2章 「競争中毒の上司」を改心させる | p.41 | 7分 | |
第3章 「部下を束縛する上司」の呪縛を解く | p.53 | 11分 | |
第4章 「特定の部下を厚遇する上司」を懲らしめる | p.72 | 8分 | |
第5章 「敵意むき出しの同僚」を従わせる | p.88 | 10分 | |
第6章 「いじめ好きな同僚」を撃退する | p.105 | 9分 | |
第7章 「派閥が大好きな排他的な同僚」を攻略する | p.121 | 9分 | |
第8章 「手柄を横取りする同僚」にお灸をすえる | p.137 | 6分 | |
第9章 「あなたの昇進に怒り心頭の同僚」を従わせる | p.147 | 14分 | |
第10章 「対立」を支配する | p.172 | 21分 | |
第11章 「難しい話し合い」を乗り越える | p.208 | 16分 | |
第12章 「嫌いな人」と仕事をする | p.236 | 12分 |
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