子どもから大人まで世界で読まれ続ける「お金」の入門書。物語の形式で、貯金、投資、資産運用、借金、信用、起業といった内容を解説していく一冊。
■お金は汚いものというのは間違い
世の中で「お金持ちになんてなりたくない」という人はほとんどいないだろう。結局は大部分の人が、もっと幸せになりたい、もっと自信を持って生きたい、もっとお金が欲しいと思っている。
お金が十分にあれば、品位を保って毎日を生きることができ、自分のためだけでなく周りの人のためにも、もっと役に立つ人間になることができる。「経済的に苦しいのは仕方がない」、あるいはその方が気高いのだという考えは、人類の最悪の思い違いである。ところが、多くの人がこの思い違いを受け入れてしまっている。そういう人にとっては夢と現実の差は途方もなく大きく、しかもそれを全く当たり前のことと信じている。
お金はきちんと準備をした人のもとにだけ留まる。お金そのものは人を幸せにも不幸にもしない。幸せな人は、お金を手に入れればもっと幸せになる。心配ばかりしている人は、お金が増えれば心配も増える。だからまず、自分自身が変わらなければ、お金があっても幸せにはなれない。
著者 ボード・シェーファー
1960年生まれ。経営・資産形成コンサルタント 16歳でアメリカに渡り、20歳で最初の会社を設立するが、26歳のとき大きな借金を抱え倒産。その後30歳で借金を完済。経営コンサルタントとして成功を収める。 お金と資産形成にかんする本の著者としても著名で、著作は35か国語に翻訳されている。
帯 投資家 村上 世彰 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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1章:白いラブラドール犬、マネー | p.18 | 9分 | |
2章:自分の目標を決める | p.34 | 9分 | |
3章:誰かが喜んでお金を払ってくれるのはどんなとき? | p.50 | 9分 | |
4章:好きなことを仕事にしよう | p.66 | 9分 | |
5章:決めたことは72時間以内にやる | p.82 | 7分 | |
6章:借金があるときはどうすればいい? | p.94 | 7分 | |
7章:なんのために貯金するの? | p.106 | 9分 | |
8章:努力していれば助けてくれる人がかならず現れる | p.121 | 6分 | |
9章:自分のためにお金に働いてもらおう | p.131 | 7分 | |
10章:お金を「汚い」と思っているうちはお金は貯まらない | p.143 | 6分 | |
11章:「幸運」とは、準備と努力の結果のこと | p.154 | 7分 | |
12章:お金は人間を映しだす「鏡」 | p.166 | 9分 | |
13章:お金があれば、困っている人を助けられる | p.181 | 6分 | |
14章:株ってなに? 投資ってなに? | p.192 | 9分 | |
15章:自分に自信を持つには? | p.208 | 5分 | |
16章:投資信託ってなに? | p.217 | 9分 | |
17章:市場が暴落したらどうするの? | p.232 | 9分 | |
18章:冒険の終わり | p.247 | 6分 | |
大人の読者のみなさんへ――作者あとがき | p.258 | 6分 |