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2017/12/20更新

マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門

196分

2P

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物事を決めつけないこと

人生は私たちに様々な「富」を用意してくれている。お金もそうした富の1つである。「富を築くなんて自分には無理だ」と思う人もいる。そもそもお金というテーマに露骨に拒絶反応を示す人もいる。

私たちは「そんなに簡単にいくわけがない」と言って、簡単で根本的な真理を無視してしまいがちである。しかし実際には簡単にいく。但し、それを実行することは簡単ではない。富の法則は簡単に理解できるが、実行するのは容易ではない。

私たちはすぐ「そんなことはもう知っているよ」と決めつけてしまいがちである。こうした姿勢こそ、落とし穴にはまるもとである。「もう知っている」と思った瞬間に、学ばなくなってしまうからである。そこにある本当のメッセージに耳を傾けようとしなくなる。また、新しいことを学ぶだけでなく、「学んだことを実際に実行する」ということも大事である。

お金持ちになりたいという意思が重要

お金もちになるためには、「お金持ちになりたい」というたった1つの意思さえあれば十分である。お金というものは、一旦、自分のもとに流れ込み始めると、これまでどこにこんなに隠れていたのかと思うほどの量と速さで流れてくる。

普通の人は「長年必死で働いて初めてお金持ちになれる」と間違って考えているが、富や豊かさをもたらすのはむしろ、ある特定の心のあり方である。こうした条件を作り出すことができれば、富を得ることは多くの人が考えるよりもずっと簡単である。

大抵の人は自分の資産状況に十分な関心を持っていない。そういう人は自分で目をつぶって「何にも見えない」と言っている3歳児と変わらない。資産があってもそれに気を配らなければ、いずれそのことでかえって生活の質を大いに損なうことになる。自分の資産に背を向けるということは、なれるかもしれない人物像に背を向けるということである。「本当にどんな人生を送りたいのか」を自分に問いかけるには、勇気がいる。しかし、お金を自由に用いることは、今日では誰にでも可能である。