GoogleやTwitter、LINEなどで日本市場の開拓を行ってきた著者が、イノベーションに必要な3つの原則を紹介している一冊。
■3つの技術進化
既存の産業を破壊=ディスラプトし、消費者によってより利便性高く拡大するイノベーションを起こし、新たな産業を創造する者をディスラプターと呼ぶ。人類の経済発展は、その時々の既得権益層を滅ぼす一方、多くのビジネスチャンスを生むというディスラプターの存在なしには語れない。そして、ディスラプター誕生の陰には、常に技術進化が存在している。人類の進化の歴史は、次の3つの技術進化の歴史と言っても過言ではない。
①インフォメーション
②モビリティ
③エネルギー
ディスラプションの勝者となるには、3つの技術進化の主導者になることが一番である。
価値創造者になるためには、次の3原則をどれだけ忠実に実行できるかに尽きる。
①人間中心に考える
②存在価値を見定める
③時空を制する
著者 葉村 真樹
東京都市大学総合研究所教授 未来都市研究機構機構長 Google日本法人にて経営企画室兼営業戦略企画部統括部長、ソフトバンクにてiPhone事業推進室長、Twitter日本法人にて広告事業統括および東アジアのブランド戦略統括を歴任。 世界最大の広告会社WPP傘下のデジタルエージェンシーAKQA日本法人代表、PwCコンサルティング エクスペリエンスセンター長、LINE執行役員 (広告事業戦略担当)を経て現職。 富士総合研究所(現みずほ総合研究所)で研究員としてキャリアをスタート。博報堂在籍時には、ストラテジックプランナーとしてNYフェスティバルAME賞、MAA The GLOBES Awards金賞、マーケティング朝日賞大賞などを受賞。
帯 筑波大学 学長補佐 落合 陽一 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
プロローグ | p.3 | 9分 | |
第1章 勝者と敗者を分けるもの | p.24 | 37分 | |
第2章 最強の思考法 | p.77 | 33分 | |
第3章 存在価値のない企業は消え去るのみ | p.126 | 30分 | |
第4章 存在価値を作り出していく者たちの時代 | p.169 | 44分 | |
第5章 消費者の時間を制した者が勝つ | p.234 | 30分 | |
第6章 空間からネットワーク、そしてコミュニティへ | p.277 | 31分 | |
エピローグ | p.321 | 8分 |
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