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2018/07/05更新

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

190分

3P

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偏差値35から東大に入るための読書術

偏差値35から東大に入った著者が、地頭を鍛えるために行った読書術を紹介している一冊。
読書のやり方を変えるだけで、考える力を身につけることができると、そのテクニックを紹介しています。


■本の読み方を変えれば、地頭を鍛えられる
東大はいくら頑張って「知識の量」を増やしても合格できない大学である。東大には知識問題がほとんどなく、最低限の知識を「うまく活用」できないと解けない問題がたくさん出題されている。つまり「自分で考える力」をとても重視している。

「考える力」を鍛えるためには「本と徹底的に議論する」こと。受動的に本を読むのではなく、能動的に、自分の頭で考えながら、「どうしてこういう風になるのだろうか?」「これは本当にそうなんだろうか?」と、本と会話するつもりで読む。すると「本を読み込む」ことができ、得た知識を使う力「地頭」も鍛えられる。

東大生はみんな、さっと本質を捉えたり、論理展開がクリアだったり、物事を多面的に捉えたり、知識を使いこなせたり、複雑なことを一言で説明したりすることができる。この力はこの読書術の成果だった。地頭のいい東大生は、「本の読み方」が人と違うだけなのである。

超短要約

地頭と読み込む力は、次の5つの読み方で鍛えることができる。

①仮説作り:事前に装丁やタイトルから、内容に関する情報を引き出す
②取材読み:著者に質問しながら、読み込む
③整理読み:一言で要約できるように、著者の言いたいことを見つける
④検証読み:複数の本を並行して読み、多面的に本の内容を理解する
⑤議論読み:自分なりの結論を出し、アウトプットする

著者 西岡 壱誠

東京大学3年生 歴代東大合格者ゼロの無名校のビリ(元偏差値35)だったが、東大受験を決意。あえなく2浪が決まった崖っぷちの状況で「『読む力』と『地頭力』を身につける読み方」を実践した結果、みるみる成績が向上し、東大模試全国第4位を獲得。東大にも無事に合格した。 現在は家庭教師として教え子に 「『読む力』と『地頭力』を身につける読み方」 をレクチャーする傍ら、 1973年創刊の学内書評誌「ひろば」の編集長も務める。 また、人気漫画『ドラゴン桜2』に情報提供を行なう「ドラゴン桜2 東大生チーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、受験や学習全般に関してさまざまな調査・情報提供を行っている。

この本を推薦しているメディア・人物

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土井 英司
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに 偏差値35だった僕を変えてくれた「東大読書」 p.1 6分
STEP1 仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる!――東大生は「読み始める前」に考える p.20 22分
STEP2 取材読みで「論理の流れ」がクリアに見える――東大生は「読者」ではなく「記者」になる p.61 22分
STEP3 整理読みで、難しいことも「一言で説明できる」ようになる――東大生は立ち止まりながら読む p.102 22分
STEP4 検証読みで「多面的なものの見方」を身につける――東大生はカバンに「2冊の本」を入れている p.142 27分
STEP5 議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける――東大生はアウトプットを重視する p.192 21分
METHOD0 「得るものが多い本」をどう選ぶか p.232 2分
METHOD1 売れている本「ベストセラー」を選ぼう! p.235 4分
METHOD2 信頼できる人のレコメンド p.243 3分
METHOD3 時代を超えて読み継がれている古典 p.249 3分
METHOD4 「今年のマイテーマ」を決める p.255 3分
METHOD5 「読まず嫌い」を避ける p.261 4分

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