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2018/08/15更新

ジ・エンド・オブ・バンキング 銀行の終わりと金融の未来

219分

4P

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銀行を終わらせる方法

バブルを引き起こす現在の金融システムの問題を取り上げ、どのように規制すれば良いかを提案している一冊。


■バンキングとは
金融システムとは実体経済のバーチャル版だ。きちんと機能する金融システムだけが、歪んだ物価を正常に戻すことができる。マネーと信用の管理は、物価が経済において正しい役割を果たすカギになる。物価はすべての経済活動を統合するものであり、経済活動の中には資本の蓄積も含まれる。

バンキングを「信用からマネーを創造すること」と定義する。バンキングは、マネーの管理にも信用の管理にも影響を与える。産業化時代においては、バンキングには資本の蓄積を促すという利点があった。しかしその裏には、パニックの際には物価を深刻に歪めるという欠点もある。ひとたびパニックになると、マネーも信用もあっという間に崩壊し、実体経済における活動が阻害されて景気後退が加速する。

超短要約

暴走するバンキングを終わりにするには、会計システムのレベルで規制をかける必要がある。そこで、組織的な支払いルールを導入すればよい。

「企業が保有する実物資産の価値は、その企業が最悪の金融状況になった時の負債の価値よりも大きいか、または同等でなければならない」

著者 ジョナサン・マクミラン

架空の人物 実は二人の人物であり、マクロ経済学者と投資銀行家という組み合わせ。 二人は大学で出会い、卒業するとそれぞれの道に進んだ。一人は学者になり、銀行のマクロ経済モデルを研究する。もう一人は投資銀行に就職し、複雑怪奇な現代の金融を肌で体験した。 2011年、二人はロンドンのパブで再会し、一緒に本を書くことになった。そしてバンキングに関するおたがいの知見を補い合い、本書を完成させた。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト 上野 泰也
週刊エコノミスト 2018年12月04日号 [雑誌] 週刊エコノミスト 2018年12月04日号 [雑誌]
慶応義塾大学教授 白井 さゆり

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
Introduction p.13 10分
第1章 バンキングが必要だった時代 p.30 6分
第2章 伝統的なバンキングのしくみ p.40 12分
第3章 バンキングの諸問題 p.59 13分
第4章 バンキングは銀行だけの仕事ではない p.82 10分
第5章 シャドーバンキングのしくみ p.98 13分
第6章 2007年から2008年の金融危機 p.120 13分
第7章 2008年以降の金融システム p.141 13分
第8章 バンキングはもはや必要ない p.164 19分
第9章 未来の会計システムがバンキングを終わりにする p.195 22分
第10章 公共セクターの役割 p.231 9分
第11章 マクロの視点で考える p.245 8分
Conclusion p.258 2分

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