デジタルマーケティングの基本的なことが書かれている一冊。全体像を把握し、どのようにマーケティングを行えば良いかが紹介されています。
■プレ・マーケティングの時代
プレ・マーケティングとは、実際に製品を開発し、販売する前に行うべきマーケティングである。例えば、Webサイトの公開前に、TwitterのフォロワーやFacebokページのいいね数、メールマガジンの購読数が一定数あれば、最初の反応が変わってくる。製品やサービスの公開前に顧客とつながることは、様々な好影響を、製品やサービスにもたらす。
クラウドファンディングなどを利用して、まず需要があるかどうかを確認して、それから作る。これによって、誰も欲しがらないものを作ってしまうという最大のリスクを避けることができる。スタートアップ企業でも、完成版の製品を公開する前に、未完成の「ベータ版」の製品を公開し、顧客を集めるなどの手法が取られている。
マーケターに求められる能力は、顧客が必要とするものをどのように実現し、表現するか、ということである。プレ・マーケティングを行わない理由はない。
デジタル時代のフレームワーク「RAM-CE」
・Reach(伝達) → インプレッション
・Attention(注意)→ クリック率
・Memory(記憶)→ ブランド検索
・Closing(締結)→ コンバージョン率
・Engagement(関与)→ リピート率
それぞれのポイントでチェックして、施策を打っていく。
著者 遠藤 結万
sparcc 代表取締役 グーグルに入社し、広告営業本部に所属。東京オフィスにて、中小企業向け広告コンサルティングとアジア太平洋地域の分析を担当する。 在籍時にはAPAC Innovation Gold Awardを受賞。 退社後にマーケティングを事業領域とするsparccを設立し、広告運用の自動化ツールの開発のほか、東証一部上場企業のインハウス化から海外企業の日本進出、ベンチャー企業の戦略設計まで、様々なクライアントに対してソリューションを提供する。
帯 オイシックス・ラ・大地 執行役員 西井 敏恭 |
帯2 ニワンゴ 元代表取締役 杉本 誠司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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Part1 プレ・マーケティングって何?――マーケティングからはじめよう | p.17 | 13分 | |
Part2 本当にそれ、需要ある?――マーケティング戦略の作り方 | p.37 | 26分 | |
Part3 広告なんて、誰も見ていない?――デジタル時代の「RAM-CE」フレームワーク | p.77 | 28分 | |
Part4 探しものはなんですか?――検索エンジンとSEO | p.121 | 23分 | |
Part5 つながり続ける時代に――ソーシャルメディアとモバイル革命 | p.157 | 15分 | |
Part6 世界最強の広告ツール――リスティング広告 | p.181 | 15分 | |
Part7 古きをたずね、新しきを知る――ディスプレイ・ソーシャル広告 | p.205 | 13分 | |
Part8 成功するために失敗せよ――データ分析とA/Bテスト | p.225 | 15分 | |
あとがき | p.249 | 3分 |
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