新しい価値を創造し続けることが、これからのリーダーに必要な条件である。「熱中するほど好きなことで、他者貢献できるもの」を持つことの大切さを説き、過去の常識をアップデートする必要性を語る一冊。


■好きなことを仕事にする
これからの新時代に生き残っていくのは「進化」を柱とするリーダーである。自ら新たな価値を創り出していくことができるリーダーだけが生き残ることができる。

彼らの共通点は、「仕事を誰よりも楽しんでいる」ということ。彼らは「仕事」「家庭」「趣味」などのカテゴリ分けを一切せずに楽しむ。仕事をしている時間がプライベートの時間でもあり、仕事をしている時間が趣味を楽しむ時間にもなっている。なぜなら、彼らは「好きなことを仕事にしている」からである。

この「好き」という変数こそ、AIと共存するこれからのビジネスシーンにおいて生き残れるかどうか、最大の武器となる。

ビジネスアイデンティティとは、熱中するほど好きなことで、他者貢献できるもの。

これからの仕事は、すべて「ビジネス・アイデンティティ」が軸になる。なぜなら、ビジネス・アイデンティティのある人のところにお金も人も集約していくようになるからである。そして自然とそこに、様々な仕事が生まれる。

著者 谷本 有香

Forbes JAPAN副編集長 兼 チーフイベントプロデューサー 証券会社、Bloomberg TVで金融経済アンカーを務めた後、2004年に米国でMBAを取得。その後、日経CNBCキャスター、同社初の女性コメンテーターとして従事。 これまでに、トニー・ブレア(元英首相)、ハワード・シュルツ(スターバックス元会長兼CEO)をはじめ3000人を超える世界のVIPにインタビューした実績あり。 テレビ朝日「サンデースクランブル」、フジテレビ「ユアタイム」、TBS「ビビット」、Abema TV「AbemaPrime」「けやきヒルズサタデー」のコメンテーターはじめ多数のテレビ番組に出演。 2016年よりForbes JAPAN 副編集長 兼WEB編集長。同年4月より跡見学園女子大学兼任講師就任。また、ロイヤルハウジング株式会社上席執行役員も務める。