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2018/11/13更新

ハードウェアハッカー ~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

586分

10P

  • 古典的
  • トレンドの
  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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ものづくりの最前線

ハードウェアハッキングの第一人者が、世界のイノベーションの中心地の1つである深圳におけるビジネスの仕組みや知財の考え方を紹介している一冊。


■深圳
昔の深圳はただの小さな漁村だった。しかし、1980年には30万人だった人口は、30年足らずで1,000万人を超えた。深圳の中国企業は、いくつかの部品の組み合わせで、リミックスするように製品を作れてしまう。山寨と呼ばれるやり方で、携帯電話をタバコのライターから金の仏像にまで組み込んでしまう。こうしたニッチな製品が成立するためには、小ロットの生産でも帳尻が合わないといけない。中国の工場は、どういうわけかありえないほど素早く、注文した回路や試験装置を1つだけの製造でも見事なクオリティで作ってくれる。

中国では電子部品も知識も安い。深圳の本屋で買える知識は、本当にすぐ使える。その知識が必要な部品は通りを1つ下ったSEGにあり、そこから車を北に1時間も走らせれば、どんなエレクトロニクスのアイデアでも実現して文字通り船に満載できるほど量産してくれる工場が200軒はある。

深圳には、あらゆる大企業が創業されて走り始めたばかりの、80年代のシリコンバレーの物々交換会じみた雰囲気が満ちていて、それがさらに25年間ムーアの法則が走り続けたコンピュータの進化と、インターネットの情報流通速度で拡大されている。

超短要約

■工場と良い付き合いをする方法
良い工場は発注主を選ぶ。だから、ベンダー(業者)という言葉を忘れて、パートナーとして考えることが大切である。もし工場とまともに付き合っているなら、指示を出すだけでなく、製造プロセスの改善とそれに伴うトレードオフについて率直に話し合える関係になるはずだ。それが最高の製品を実現する唯一の方法だ。

工場と良い関係を築くためには、第一に製品とあった規模の工場を選ぶこと。原則として、老板(工場のボス)い定期的に会えるぐらいの範囲で、一番大きい工場と仕事をするのがいい。なぜなら、老板と直接交渉ができないなら、工場の人たちにとって君は「いないのと同じ」だからだ。工場との最初の会議から老板がいて、工場ツアーをしてくれたり、昼食時に率直な質問をしてくれたりするようなら良いしるしだ。

著者 アンドリュー“バニー"ファン

ハッカー メイカー オープンハードウェアアクティビスト 『Hacking the Xbox』著者。ハードウェアスタートアップや雑『MAKE』のテクニカルアドバイザーを務める。

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帯
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 メイド・イン・チャイナ p.43 35分
第2章 3つのまったく違った工場の中身 p.76 32分
第3章 工場に発注するためのHowTo p.106 45分
第4章 公开イノベーション p.148 25分
第5章 さまざまなニセモノたち p.171 42分
第6章 chumbyの物語 p.210 37分
第7章 Novena 自分自身のためのラップトップをつくる p.245 44分
第8章 Chibitronics:サーキットステッカーを作る p.286 27分
第9章 ハードウェア・ハッキング p.311 51分
第10章 生物学とバイオインフォマティクス p.359 30分
第11章 2本のインタビュー p.387 28分
エピローグ p.413 1分

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