博報堂が、27の「イノベーション/事業開発」の最新事例や課題解決手法が掲載した一冊。博報堂がクライアントと一緒に、イノベーションを生み出すために、どのような手法が取られているのかが紹介されています。
■博報堂のイノベーション・プロセス
博報堂のイノベーション創出プロセスは、以下の通りである。
なりたい未来
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持続的成長(持続的なPDCA/生活者体験のアジャイル的アップデート)
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実行(プロトタイピング/テストマーケティング)
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事業化(事業計画/統合的な生活者体験の具現化)
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事業アイデア創出(事業コンセプトデザイン/生活者体験アイデア創出)
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機会発見(自社シーズの棚卸し/生活者の潜在ニーズを掴む)
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なりたい未来(企業として目指したい未来/生活者や社会が求める未来)
■生活者の価値観の変化
社会課題を解決し、未来を切り拓くためにはイノベーションが必要だ。しかしその革新性は、単にテクノロジーに拠ったものではなく、生活者への深い知見や洞察力に立脚した「テクノロジーの活用のノウハウ」と「構想をカタチにする力」からもたらされるものである必要がある。テクノロジーは確かにイノベーションの強力なドライバーだ。しかし、画期的な新技術がイノベーションに至らない例はいくらでもある。
「モノ消費からコト消費へ」と言われるように、モノそのものよりも、使用価値や体験価値、また、それによってもたらされる生活の質や心の豊かさといったものが重視されるようになっている。こうした市場環境や生活者の新しい価値観のもと、非連続な変化を生むための様々なアプローチも、生まれている。
博報堂ブランド・イノベーションデザインを中心に編集会議の形で様々な部門からメンバーを集めた取材チーム
帯 一橋大学大学院経営管理研究科教授 楠木 建 |
帯2 筑波大学 学長補佐 落合 陽一 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.4 | 2分 | |
序章 博報堂のイノベーションデザイン | p.10 | 11分 | |
第1章 なりたい未来 | p.20 | 28分 | |
第2章 機会発見 | p.46 | 26分 | |
第3章 事業アイデア創出 | p.70 | 28分 | |
第4章 事業化・実行 | p.96 | 28分 | |
第5章 持続的成長 | p.122 | 40分 | |
第6章 社会を変えるイノベーション | p.160 | 34分 | |
グローバル領域におけるイノベーションデザイン | p.192 | 13分 | |
あとがき | p.204 | 2分 |
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