SHOWROOM代表が、メモでアイデアを生み出す方法を紹介している一冊。メモを有効活用することで、知的生産性を高めることの重要性を説いています。
■メモの魔力
メモをとると、あらゆる日常の出来事を片っ端からアイデアに転換できる。一見価値のなさそうな、普通の感覚では誰もがスルーしてしまう小さな事象でさえ、メモすることで、それはアイデアになる。メモの魔力は日常をアイデアに変える。
また、メモの対象を「自分自身」に向けることで「自分とは何か」も見えてくる。つまり、自己分析が深まる。多くの人は自己分析を中途半端に終えてしまって、自分のことを深く知らないまま、物差しのないまま、流れに身を委ねて日々を漫然と過ごし続けてしまう。
しかし、自分のことがわかっていると、明確な価値観や死生観に沿って、正しい方向に向かってオールを漕いでいくことができる。生きるという航海を正しく進めるための指針「人生のコンパス」を手に入れることができる。
メモの術のエッセンスは、シンプルに3点。
①インプットした「ファクト」をもとに、
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する。
著者 前田 裕二
1987年生まれ。SHOWROOM 代表取締役社長 大学卒業後、外資系投資銀行に入社。2011年からニューヨークに移り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務に従事。株式市場において数千億〜兆円規模の資金を運用するファンドに対してアドバイザリーを行う。 その後、0→1の価値創出を志向して起業を検討。事業立ち上げについて、就職活動時に縁があった株式会社DeNAのファウンダー南場に相談したことをきっかけに、2013年、DeNAに入社。同年に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。 2015年に当該事業をスピンオフ、SHOWROOMを設立。同年にソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受け、合弁会社化。
帯 作詞家 秋元 康 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
週刊ダイヤモンド 2019年 1/19 号 [雑誌] (経済記者がガチで教える 家計リストラの新常識) 紀伊國屋書店和書販売促進部課長 池松 美智子 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
序 章 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない | p.3 | 7分 | |
第一章 メモで日常をアイデアに変える | p.21 | 30分 | |
第二章 メモで思考を深める | p.71 | 26分 | |
第三章 メモで自分を知る | p.115 | 18分 | |
第四章 メモで夢をかなえる | p.145 | 20分 | |
第五章 メモは生き方である | p.179 | 13分 | |
終 章 ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう。 | p.201 | 6分 |
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