自分と他人の感情の動きに気づき、それをマネジメントする力「EQ」を向上させるためのテクニックを紹介している一冊。後天的に伸ばすことができるEQの説明と向上させる方法がわかります。
■理性と感情のコミュニケーション
日々の生活の中で、感情をうまく扱うことは人間にとって非常に重要だ。というのも、脳は感情に支配されやすい構造になっているからだ。
EQの物理的な通り道の出発点になるのが脊髄だ。感覚はここから脳に入り、前頭葉に達した後に、理性的な思考が生まれる。だがその前に大脳辺縁系を通り、ここで人は情動を感じる。理性を司る前頭葉は、大脳辺縁系が感情を「感じて」しまうことを抑えられないが、理性と感情はお互いに影響し合い、常にコミュニケーションを取り合っている。この、脳の中の感情と理性のコミュニケーションから「EQ(心の知能指数)」が生み出される。EQの向上には脳内における感情と理性のスムーズなコミュニケーションが必要になる。
EQとは、あらゆる重要なスキルの土台になる「心の知能指数」のこと。これは、自分自身と他者の心の動きに気づき、それを理解する力。そして、その気づきを使って自分の行動や人間関係を上手にマネジメントする力である。
著者 ジーン・グリーブス
タレント・スマート®共同創業者CEO 著作家 上院の秘密会弁士、査定専門家であり、企業管理職(経営幹部レベル)の指導コーチ。産業・政府・教育機関及び非営利団体全般にわたり、リーダシップ育成や人材管理における必須要素としてのエモーショナル・インテリジェンスの提案を行っている。
著者 トラヴィス・ブラッドベリータレント・スマート®の共同創業者 著作家 臨床心理学と組織心理学の両方で博士号を取得。臨床心理学の学士号はカリフォルニア大学サンディエゴ校にて取得。リンクトインのインフルエンサーとしても有名で、フォーブスやハフィントン・ポストといった有名誌にも頻繁に寄稿している。 また、EQの世界的権威であり、インテル、コカ・コーラ、マイクロソフト、フォーチュン・ブランズ、ボストン・サイエンティフィック、フォーチュン・グロウス・サミットなどの企業や公的機関でも定期的に講演を行っている。
帯 メンタリスト DaiGo |
帯2 チベット仏教最高指導者 ダライ・ラマ |
帯3 経営コンサルタント スティーブン・R・コヴィー |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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第1章 EQへの旅 | p.13 | 6分 | |
第2章 EQとはそもそも何か | p.25 | 6分 | |
第3章 EQの四つのスキルを理解する | p.37 | 18分 | |
第4章 EQを高めるための行動計画 | p.73 | 6分 | |
第5章 自己認識力を高めるためのテクニック | p.85 | 16分 | |
第6章 自己管理力を高めるためのテクニック | p.117 | 19分 | |
第7章 社会的認識力を高めるためのテクニック | p.155 | 20分 | |
第8章 人間関係管理力を高めるためのテクニック | p.195 | 22分 | |
エピローグ EQ分野における最近の発見23 | p.239 | 12分 |