「国際自由人」というコンセプトを掲げ、国境にとらわれず世界各国で仕事している著者が、海外の教育の事例などを紹介しながら、海外で通用する人に育てるための方法を語った一冊。
■世界で通用する一流が持つ3つの力
①意志を持つ力
世界で成功しているビジネスマンを見ると「この仕事をしたい」と意志を持っている人の方が「なんとなく流されて」仕事をしている人よりも成果を出している。意志を持つ力は、子供自身が幸せな人生を歩むためにも大切である。誰かの言いなりになって人生を生きるより、主体的に意思を持って人生を選択していく方が、結果として幸福度が高い人生になる。
②考える力
自分の意志を貫くためには、実現可能な方法を考える力が必要である。
③社会とつながる力
グローバルに活躍することを考えると、個人として力を持つだけではなく、他者と良い関係性をつくり、社会に働きかけていく力も必要である。
■意志を持つ力の育て方
①やりたいことを実現できるはずだという自己肯定感を育むこと
②やりたいと思えるほど興味があることを見つけ出すサポートをすること
■考える力の育て方
①目的と手段を自分で考える
②原因と改善策を自分で考える
②原因と改善策を自分で考える
■社会とつながる力の育て方
①相手の違いをポジティブに受け入れる
②相手を深く理解する
③相手にはっきりと意志を表明する
著者 藤村正憲
国際自由人 2002年より北京、香港・マカオ、マレーシア、オランダと移り住み、自身や家族に必要なものがある国に移動する「国境を意識しない生活」というライフスタイルを実践している。 海外の経験を生かし、価値観が多様化する時代の生き方を講演や著作活動を通じて提案。主にビジネスや教育の分野で、日本と海外をつなぐ架け橋としてアドバイザー業務も行なっている。AERA「アジアで活躍する日本人100人」に選出。
帯 国際バカロレア 日本大使 坪谷・ニュウエル・郁子 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 2分 | |
第1章 意志をもつ力 | p.13 | 20分 | |
第2章 考える力 | p.57 | 17分 | |
第3章 社会とつながる力 | p.95 | 18分 | |
第4章 親のありかたを考える | p.135 | 16分 | |
あとがき 日本の子どもたちに必要なグローバル教育とは | p.170 | 2分 |