脳神経科学の知見をもとに、脳のパフォーマンスを効果的に高めるノウハウを紹介している一冊。脳の基本的な働きを紹介しながら、すぐに使える効果的な様々な脳の使い方が書かれています。
■脳のリソースを意識する
脳には生物学的限界があるため、一定の時間に複雑な判断を下して、新しい問題を解決するのは難しい。集中して知的作業を遂行する能力を向上させる最善の方法の1つは、こうした限界を知ることにある。意識的な知的活動は、血液中のエネルギー源である代謝リソースをはるかに速く消費する。最高の質の思考を続けられる時間は限られている。
・エネルギーを消費する優先順位付けを最優先する
・最も注意を要する作業は、頭がフレッシュで明晰に働く時間に設定する
・複雑なアイデアの視覚化や案件のリスト化によって、情報の記憶ではなく、情報との関わりに脳を使う
自分の脳を理解することで、自分の脳を変える能力が高まる
著者 デイビッド・ロック
ニューロリーダーシップ・インスティテュート 共同創設者 2006年、ニューロリーダーシップという言葉をつくり、脳科学研究を用いて個人や組織のパフォーマンス向上を図ることに情熱を傾けている。 24カ国で事業を展開し、アクセンチュア、アメリカン・エキスプレス、シティバンク、EDS、エリクソン、ヒューレッド・パッカード、HSBC、IAG、IBM、マスターカード、マクロソフト、NASA、米国連邦準備銀行などの組織に、脳に関する知見を提供している。 米国誌『ビジネスウィーク』、カナダ紙『グローブ・アンド・メール』、英国紙『ガーディアン』、オーストラリア紙『サンデー・モーニング・ヘラルド』ほか、リーダーシップや人材に関する世界中の出版物に紹介されている。 2007年には、神経科学者とビジネスリーダーを一堂に集めた世界的イニシアチブである「ニューロリーダーシップ・サミット」を創設した。 オックスフォード大学、サイード・ビジネス・スクールの客員講師も務める。
帯 予防医学博士 石川 善樹 |
帯2 経営コンサルタント スティーブン・R・コヴィー |
帯3 南カリフォルニア大学経営管理学特別教授 ウォレン・ベニス |
帯4 『ストラテジー+ビジネス』誌編集者 アート・クレイナー |
帯5 UCLA医科大学臨床教授 ダニエル・J・シーゲル |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.4 | 3分 | |
第1章 問題と解決 | p.13 | 106分 | |
第2章 プレッシャー下でも冷静を保つ | p.195 | 59分 | |
第3章 他者と協力する | p.297 | 53分 | |
第4章 変化を促す | p.389 | 44分 | |
おわりに | p.464 | 5分 |
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