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2019/06/17更新

人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学

161分

3P

  • 古典的
  • トレンドの
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  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
  • 事例が豊富な

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嫌な顔をされずに人に物事を頼むワザ

人を不快にさせずに物事を依頼するにはどうすればいいのか。助けるという行為には助ける側にもメリットがあることを解説し、相手に快く物事を引き受けてもらうための方法を紹介している一冊。


■人は誰かに頼むのを気まずく感じる
人は、どうしても必要だと感じていても、誰かに頼み事をしたり、助けを求めたりするのをひどく敬遠する傾向がある。

人は他者に何かを頼む時、無意識にそのことで自分のステータスが下がると感じやすくなる。それが自分の知識や能力の不足を意味し得るものである場合には、馬鹿にされたり軽蔑されたりするかもしれないという不安を覚えるからである。
相手がこちらのリクエストにどう応えてくれるかがわからないので、確実性の感覚も下がる。また、相手の反応を受け入れなくてはならないので、自律性の感覚も下がる。相手に「ノー」と言われた時、個人的に拒絶されたように感じることがあるため、関連性への脅威も生じる。「ノー」と言われた時に、相手との関係に特別な公平性を感じることはめったにない。

超短要約

日常的に、助けを求めれば人はそれに応えてくれる。この真実に気づいている人は少ない。なぜなら、めったに誰かに助けを求めようとしないからだ。誰かに何かをお願いしても、それを無下に断られることなんてめったにない。
頼み事をした時に「嫌だね」といって電話を切る人はいない。その相手から同じように頼み事をされれば、力を貸す。相手に恩義を返したいと思うからだ。でも、誰かに助けを求めようとする人は少ない。それが何かを成し遂げる人と、夢を見るだけで終わる人との差になることもある。

著者 ハイディ・グラント・ハルバーソン

コロンビア大学ビジネススクール モチベーションサイエンスセンター 副所長 アメリカ心理学会他で幅広く活動する、モチベーションと目標達成の分野の第一人者。目標達成能力、自己管理能力、幸福感を高めるための最適なアプローチを研究している。 「ハーバード・ビジネス・レビュー」「フォーブス」などに論説を寄稿。

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帯
作家 ダニエル・ピンク
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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
第1章 誰かに何かを頼むのを気まずく感じる理由 p.12 12分
第2章 なぜ“頼んでも断られるだろう”と思うのか p.34 11分
第3章 “頼み事をしたら嫌がられるかもしれない”という誤解 p.54 12分
第4章 “助けを求めること”が抱える矛盾 p.76 16分
第5章 必要な助けを得るための四つのステップ p.104 12分
第6章 こんな頼み方をしてはいけない p.126 13分
第7章 「仲間意識」を活用する p.152 14分
第8章 「自尊心」を刺激する p.178 13分
第9章 「有効性」を感じさせる p.202 11分

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