繁盛店になるために必要なことを説明しながら、お店の個性や見えない価値を発掘し、SNSで発信していくことの大切さを説く一冊。
■目に見えないものが繁盛するかを左右する
お店が流行るかどうかは、目に見えるもの3割、目に見えないもの7割。「目に見えるもの」とは、料理そのものの味や盛り付け、器、テーブルや椅子、従業員の立ち居振る舞い、お店の門構えや内装など。「目に見えないもの」には、店の雰囲気、店長の笑顔、従業員の気配りや心配りなどがある。
繁盛店は必ず「目に見えないところ」にお金と時間をかけている。繁盛店は「目に見えないもの」が「目に見えるもの」と一体になることで作られている。
この目に見えないけれど、人、商品、サービスを通じて人が心地よく感じるもの『透明資産』を意図的に見つけ、活用している店は必ず流行るといっていい。逆に、目に見えるものだけにお金をかけている店は、どんなに味が良くても、必ずと言っていいほど潰れていく。
繁盛店は、目には見えないけれども人、商品、ノウハウ、サービスを通じて人が心地よく感じるものを持っている。これを意図的に見つけ、SNSでお店の個性と一緒に配信していけば、お店に人が集まってくる。
著者 勝田耕司
1970年生まれ。ホスピタソン代表取締役 透明資産コンサルタント。1993年、キリンビールに入社。2000店以上の飲食店にお客さまの経営課題を解決する営業マンとして活躍し、150人の同期入社中、最速で担当部長に就任。中部国際空港セントレアの商業ゾーンでは、キリン商品取り扱いシェア84.7%達成。中部圏の商業開発プロジェクトなど、在籍17年間で社長賞を4回受賞。 2010年、キリンビール退社。2011年ホスピタソン設立。現在は、「何度でも行きたくなる繁盛店」を生み出す「透明資産コンサルタント」として、上場企業から街の飲食店までをクライアントに幅広く活躍中。
帯 キリンビール 代表取締役社長 布施 孝之 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.2 | 2分 | |
第 0 章 お客さまを無料で集める「ゼロコスト戦略(ゼロセン)」 | p.15 | 7分 | |
第 1 章 「ひみつ堂」のかき氷が広告費0円で飛ぶように売れるワケ | p.33 | 7分 | |
第 2 章 400年続く「とらや」も毎年味を変えている | p.53 | 6分 | |
第 3 章 行列ができる店は『透明資産』を活用している | p.69 | 14分 | |
第 4 章 伊勢志摩の「海女小屋」の牡蠣は10倍の値段で売れる | p.107 | 8分 | |
第 5 章 なぜ「売れ行きナンバーワン」と書いてある饅頭を買ってしまうのか? | p.129 | 10分 | |
第 6 章 100万円の新聞広告より0円のSNSが効果あり | p.157 | 8分 | |
第 7 章 弱みが強みに変わる『ゼロコスト戦略(ゼロセン)』 | p.179 | 7分 | |
第 8 章 『透明負債』が積み重なると会社が潰れる | p.197 | 5分 | |
第 9 章 お金がなくても「勝ち店」は作れる | p.211 | 7分 | |
おわりに | p.229 | 1分 |