深川ワイナリー東京、大阪エアポートワイナリーなど都市型ワイナリーをゼロから立ち上げた著者が、新規ビジネスを成功させるために必要なことを紹介している一冊。
■都市型ワイナリー
スイミージャパンは2軒の都市型ワイナリーを経営している。1軒は東京・深川に、もう1軒は大阪国際空港にある。他にワインバルやショップを経営し、2019年7月末現在、計6店舗を展開している。
都市型ワイナリーは、街の中の醸造所である。醸造の様子を眺めながら、気軽にワインが飲める。深川ワイナリー東京は都内で3番目にオープンした都市型ワイナリーで、醸造所のみの面積は約70㎡。ここにブドウを砕き、茎や硬い枝を取り除く除梗・破砕機や醸造用タンクなどの設備を並べ、年間約3万ℓのワインを製造している。大阪エアポートワイナリーは、空港内にあり広さは約22㎡。各ワイナリーには試飲所やレストラン、バルを併設している。
ブドウは国内外の契約農家から選び抜いたものを買い付けている。だから、醸造所が畑のそばにある必要はない。小さな規模ではじめるので広い面積も必要ない。
これまでの仕事の中で培ってきた経験やつながりこそが、別のグラウンド=新事業で変化を生み出す「プロの素人」思考の源になる。
著者 中本 徹
スイミージャパン 代表取締役社長 大学卒業後、フェリシモに入社。約3年間、中国・北京の駐在員事務所に代表として赴任し、独立のため退社。 その後、北京にて現地日本人向けバーの経営や、日系の上場企業約200社に対して広告、販促、コンサルティングを行うスイミーチャイナを起ち上げ、 董事総経理(代表取締役社長)を務める。 また、2006年にスイミージャパンを起ち上げ代表取締役社長に就任。 JETRO(日本貿易振興機構)北京支店サービス産業部の顧問、JETRO本部生活文化・サービス産業部新興国市場開拓支援サービスの専門家を務め、中国進出の相談やマーケティングの手伝いを担う。2012年に帰国。 2016年に深川ワイナリー東京の果実酒製造免許を取得し、ワイン販売のほか、飲食店、ワインショップなどの経営を行う。 国立大学法人 東京海洋大学 客員研究員
帯 映画監督 本木 克英 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 3分 | |
第1章 がけっぷちからの復活を目指して | p.12 | 12分 | |
第2章 新規ビジネス成功の21の鉄則 | p.36 | 71分 | |
第3章 プロの素人を極めれば、一流がついてくる | p.182 | 7分 |