大企業による終身雇用が崩壊する時代、個人がいかに組織に依存しないキャリアを構築すべきかを説く一冊。
■インディペンデント・シンキング
もはや大企業の従業員であっても全身全霊のコミットメントの代償として、生涯の安定を得るということが当たり前ではなくなった。これからは個人の責任に基づくキャリアの構築が当たり前になる。所属組織にしすぎず、横並び、同質の人たちの中の序列を気にせずに、自分でキャリアを創造していく。自分でキャリアを構築していく上では、「どこに就職するか」よりも「自分は何をやることで価値を創造できるのか」という観点がより重要になる。
インディペンデント・シンキングとは、「所属組織に依存して、その組織に尽くすことで人生の後半にリターンを得ていく」という既存の思考、マインドからの決別のための思考法だ。どこに所属するかではなく、何をするか。人の作った序列と基準の中で汲々とするのではなく、自分の基準は自分で作る。
自分でキャリアを構築していく上では、「どこに就職するか」よりも「自分は何をやることで価値を創造できるのか」という観点がより重要になる。
著者 宇田 左近
1955年生まれ。ビジネス・ブレークスルー大学 副学長 経営学部長 教授 荏原製作所独立社外取締役 公益財団法人日米医学医療交流財団専務理事 日本鋼管(現JFE)、マッキンゼー・アンド・カンパニー、日本郵政株式会社専務執行役、東京スター銀行COO、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)調査統括・原子力損害賠償・廃炉等支援機構参与、東京電力調達委員会委員長等を経て現職。
帯 ヤフーCSO 安宅 和人 |
帯2 作家 尾原 和啓 |
週刊ダイヤモンド 2019年 10/12号 [雑誌] (介護全比較 安心の老人ホーム・ベスト1100) 天狼院書店店主 三浦 崇典 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 7分 | |
プロローグ なぜ今、インディペンデント・シンキングなのか | p.24 | 38分 | |
第1章 ハイエンド・アウトローの時代 | p.84 | 20分 | |
第2章 インディペンデント・シンキング1 価値の提供を「稼ぐ力」に転換する | p.116 | 23分 | |
第3章 インディペンデント・シンキング2 「人・組織」との関係を見直すべき時がやってきた | p.152 | 22分 | |
第4章 インディペンデント・シンキング3 これからの問題解決の鍵は「発想の着眼点」 | p.186 | 25分 | |
エピローグ インディペンデントであることの厳しさと価値 | p.226 | 8分 |