世界で初めてパーソナル・コーチングの取り組みを始めた著者が、良い意味での自分本位になることで、人生を成功させることができると説く一冊。
■セルフィッシュ
プライベートと仕事の両方で成功したいと思うなら「セルフィッシュ(=わがままでいること)」、つまり「自分本位」という言葉に対する新しい見方を身につけなくてはならない。
セルフィッシュな人は主体的な選択をしている。「欠乏感」を抱えている人はそうではなく、いつも「何かが満たされていない」と言う気持ちに自分で振り回されている。
セルフィッシュになる一番良い方法は、「究極のセルフケア」を取り入れることだ。究極のセルフケアを行う目的は、仕事とプライベートのバランス、健康、生活の質といった領域のコントロールを自分の手に取り戻すことになる。
セルフィッシュとは「自己中心的」「無神経」とは同義語ではない。セルフィッシュになれば、自分が無理をしない範囲で気持ちよく他の人を助けられる基盤ができる。
著者 トマス・J・レナード
パーソナル・コーチング 世界で初めてパーソナル・コーチングの取り組みを始めた1982年頃から、数えきれないほど多くの個人や企業のクライアントを最高の状態へと導いてきた。1992年にコーチ大学を創設、1998年にはTeleClass.comを設立するなど、オンラインでの活動も意欲的に行ない、世界30カ国で何千人ものパーソナル・コーチを輩出。 パーソナル・コーチング業界の第一人者として精力的に活動し続けた。2003年没。パーソナル・コーチングは「ニューズウィーク」誌、ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズやCNNなどで取り上げられる。
帯 一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻教授 楠木 建 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.14 | 4分 | |
ステップ1 信じられないくらいセルフィッシュになれ! | p.23 | 20分 | |
ステップ2 未来というコンセプトを捨てる | p.51 | 12分 | |
ステップ3 あらゆることに根本的に対応する | p.68 | 13分 | |
ステップ4 あらゆる領域で「スーパーリザーブ」を構築する | p.86 | 16分 | |
ステップ5 自らの喜びを追求することで価値を与える | p.108 | 11分 | |
ステップ6 周りに絶大な影響を与える | p.124 | 21分 | |
ステップ7 自分の才能を堂々と売りだす | p.153 | 13分 | |
ステップ8 圧倒的な魅力を自分に感じる | p.171 | 15分 | |
ステップ9 他人に感銘を与えるための「ライフスタイル」ではなく、自分が喜びに満ち溢れるための「人生」を | p.192 | 12分 | |
ステップ10 控え目に約束をし、期待以上の成果をもたらす | p.209 | 11分 | |
ステップ11 真空状態を創り、引き寄せる力を生む | p.224 | 13分 | |
ステップ12 遅れをいっさい排除する | p.242 | 13分 | |
ステップ13 これを最後に自分のニーズを完全に満たし切る | p.260 | 16分 | |
ステップ14 細部にこだわりつくす | p.282 | 13分 | |
ステップ15 いっさい大目に見ない | p.298 | 29分 | |
ステップ17 自分の最大の弱点を肯定する | p.338 | 12分 | |
ステップ18 自分の感受性を高める | p.355 | 12分 | |
ステップ19 自分の環境を完璧に整える | p.372 | 17分 | |
ステップ20 徹底的に人格を磨く | p.395 | 11分 | |
ステップ21 「現在は真に完璧だ」と心得る | p.411 | 9分 | |
ステップ22 どんな状況においても建設的な人になる | p.424 | 11分 | |
ステップ23 自分の価値観を道しるべにする | p.440 | 10分 | |
ステップ24 あらゆるものをシンプルにする | p.454 | 10分 | |
ステップ25 自分の技能を極める | p.468 | 9分 | |
ステップ26 真実を認め、真実を伝える | p.480 | 9分 | |
ステップ27 ビジョンを持つ | p.493 | 8分 | |
ステップ28 ありのまま、人間らしくいる | p.504 | 15分 | |
エピローグ | p.525 | 5分 |