収益を生み出すスモールビジネスを構築するために必要な考え方やノウハウが書かれた一冊。いかに効率的に稼げるビジネスを構築するかが紹介されており、スモールビジネスのみならず、多くのビジネスの参考になります。
■手離れするビジネスを構築する
ほとんどの場合、商品やサービスを中心にビジネスを構築していくが、時間とお金を手にするという前提の元、ビジネスを構築し、手離れさせる。そうすることで、働く場所や時間を自分で選び、家族との時間を大切にする、といったライフスタイルを手にすることができる。
ビジネスを自分の元から手離れさせるには、誰かの力を借りる必要がある。外注を使ったり、社内業務にしたり、作業を見直ししたりしながら、ビジネスを再構築していく中で、他者の力を活用することが必要不可欠である。今では、クラウドソーシングといった仕事のやり取りができるプラットフォームが作られたことで、スキルを持った会社員や主婦、フリーランスが仕事をしてくれる環境ができた。
ビジネスを自動化するために、仕事をパーツ分けにし、標準化された作業をどんどんアウトソースしていくという流れを作っていく。
ゼロからビジネスを立ち上げるには、ビジネスを手離れさせるという前提で、テストを重ね、結果を精査し、ビジネスを作り上げていくことが最短で結果を手にしやすい。
著者 中村裕昭
1975年生まれ。ゲートプラス 代表取締役 スモールビジネスクリエイター。高校卒業後、和食職人を経て26歳の時に服飾店を開業するも1年で廃業。借金・どん底から再起を図るため、独自の戦略とビジネス構築術を編み出し、着物リサイクル事業を立ち上げ3ヶ月で地域一番店の地位を確立。 現在は放置自転車問題解決、ビジネス支援などの事業を中心に、講演講師や複数のプロジェクトに携わる現役の起業家ながら「時間とお金に縛られないライフスタイル」を構築。それらのメソッドを基に後進の指導育成を行う。 放置自転車事業では業界トップの組織を全国に展開。社会問題とビジネスを結びつけた手腕は業界内外で高い評価を得ている。
帯 一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻教授 楠木 建 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 6分 | |
第1章 スモールビジネスの真の姿とは | p.19 | 12分 | |
第2章 失敗しないスモールビジネスの見分け方 | p.41 | 25分 | |
第3章 失敗のリスクを極限まで低くする戦略 | p.87 | 11分 | |
第4章 集客するために外せないこと | p.107 | 29分 | |
第5章 ビジネスを自動化するための施策 | p.161 | 25分 | |
第6章 ビジネスを自動化したその先の世界 | p.207 | 11分 | |
おわりに | p.228 | 2分 |