図解を使えば、相手との共通点と違いを理解でき、コミュニケーションが円滑になる。簡単に使える8つの図解フレームの使い方と事例を紹介している一冊。
■図で解りあえる技法の基本
日々のコミュニケーションの中で、相手との共通点が持てているか、を意識することは大事である。相手が知りたいことを把握した上で、「自分が伝えたいこと」かつ「相手が知りたいこと」を話す必要がある。
図解は、メッセージの中で特に大事なところを抽出し、共通点と違いを可視化する。図で解りあえる技法の基本的な要素は、次の2つ。
①共通理解を生み出す
②共通理解が生まれる前後関係を可視化する
■図で解りあえる技法の基本フレームワーク
①2つ丸型:共通部分と違いを理解する
②Before→After型:前後関係を明確に伝える
■主に相手との距離感を知るフレームワーク
③矢印型:手順・段取りを確認する
④マトリクス型:複数項目を比較する
⑤十字ベクトル型:2軸で全体像を理解する
■主に相手との距離感を知るフレームワーク
⑥L字ベクトル型:2軸で優先順位を決定する
⑦3つ丸型:3者の共通部分と違いを理解する
⑧構造三角型:構造化して全体像を理解する
著者 多部田憲彦
1979年生まれ。一般社団法人日本図解協会代表理事 大学卒業後、2002年古河電気工業に入社。翌年、同社タイ工場の改善を任され、「図解」で会話を繰り返し6ヵ月で改善業務を完了させる。 2007年日産自動車へ転職し、海外のメンバーと協働する機会に恵まれる。一方、個人として図解を広める活動を開始。 2010年から図解勉強会を主宰、2013年に『図解de仕事術』を刊行。2018年退職後、現職に。 また地元銚子市で観光大使を務め、図解で銚子の魅力を可視化する試みを進めている。2020年からは産業能率大学経営学部にて「図解で思考力を鍛える」の兼任教員として出講予定。
帯 人財教育コンサルタント 村山 昇 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.2 | 1分 | |
1章 図で解りあえる技法とは | p.9 | 10分 | |
2章 相手との距離感を知るフレームワーク | p.29 | 12分 | |
3章 複数の相手との距離感を知るフレームワーク | p.53 | 19分 | |
4章 図で共通理解を生み出した9つの実践例 | p.93 | 22分 | |
おわりに | p.139 | 1分 |
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