テクノロジーの進化によって、様々な情報をデジタル化し、数値化することができるようになった。あらゆる業界において、数値化されたデータをもとにビジネスの判断を下すことが、これからは必須となる。これらビジネスのデジタル化を促す「デジタルトランスフォーメーション」の本質をアドビやアスクル、JALなどの事例をもとに紹介している一冊。
■デジタルトランスフォーメーションの本質
現代のビジネスにおいて、Eコマースが占める割合は増大する一方である。また、一見したところはオフラインの市場と捉えられがちなビジネスにおいても、物流や顧客との接点等においては、デジタルが占める役割がどんどん大きくなっている。
そのような状況下では、10年、20年前と同じビジネスの進め方はもはや通じない。過去にうまくいった手法であっても、現在のテクノロジーやワークフローを軸にそのあり方を見直し、次の10年にも耐えうる形へと変化させていくことが求められている。これこそが「デジタルトランスフォーメーション」の本質である。
デジタルトランスフォーメーションの本質とは、「自社にとっての最適を常に問い直す」ことにあり、それを支えるテクノロジーにある。
著者 西田 宗千佳
1971年生まれ。フリージャーナリスト 得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。 取材・解説記事を中心に、主要新聞や「ブルーバックスサイト」などのウェブ媒体等に寄稿する他、年数冊のペースで書籍も執筆。テレビ番組の監修なども手がける。
帯 アドビ最高経営責任者 シャンタヌ・ナラヤン |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.5 | 3分 | |
第1章 「ビジネスの方向性」はデータが決める──顧客は「なにを」「どう」求めているか | p.15 | 28分 | |
第2章 デジタルトランスフォーメーションとはなにか──「なにを」「どう」デジタル化するか | p.69 | 13分 | |
第3章 「流通のデジタル化」が加速した経営改革──「なにが」「どう」変わったのか | p.93 | 13分 | |
第4章 「顧客の望むこと」はすべて、データが教えてくれる──「なにを」「どう」活用すべきなのか | p.117 | 16分 | |
第5章 デジタルトランスフォーメーションが生み出す「新しい価値」──それはアナログなビジネスでも活かされる | p.147 | 28分 | |
おわりに | p.201 | 3分 |