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2020/01/08更新

ゼロ円PR

146分

2P

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SNS時代=コスト0円から始めるPRの時代

PRは、自分以外の第三者に「ここの商品、サービスっていいよね!」と「他薦」してもらうための活動である。SNSで認知度を上げるとは「いいね!」を集めることだから、PRと同じである。しかも、SNSでは、売り込むべき相手は一部のメディア関係者に限られない。SNSで情報発信するすべての人が、PRする価値のある媒体を持っている。

PRは、いい商品、サービスがあって初めて成り立つ手法である。特にSNS時代には、その傾向が強まっている。しっかりした商品と戦略があれば、PRは顧客を熱烈なファンに変え、売上に貢献できる。

実績をアピールする

PRの技を使って、最初に広げるべき情報は「実績」である。自社の商品をひたすら自画自賛するPRには意味がない。重要なのは、第三者がいかにあなたの売る商品、サービスを評価し、買ってくれているかである。「第三者の評価」という実績は、顧客から見ても最も信頼できる品質保証である。情報過多の現代、このような実績が、購入への意思決定の決め手になる。

最初はどんな小さいことでもいい。どんな商品でも何か実績があるはずである。商品を買ってくれた顧客のリストを眺めて、「あ、隣町の町内会長さんがリピートしてくれているな」とか「駅前のビジネスホテルが使ってくれているな」とか、それだけでも気づけば大きな差が出る。小さな実績が積み重なって、大きな実績になっていく。実績が実績を呼んで、PR活動の素晴らしい素材が生まれる。

小さな会社にどんなに立派な実績があっても、自分から強くアピールしなければ、誰も振り向かない。

PRの基本設計

以下の4つの要素を、自社の商品やサービスにあてはめて言語化する。

①変化:商品を買ったことをきっかけに変化して得られる利益
②景色:変化した先に待っているかもしれない可能性
③実績:顧客に選ばれた結果
④ストーリー:商品、サービスにまつわる様々なドラマ

①〜③は競合他社も似たようなものを提供できる可能性が高い。PRに絶対欠かせないものは「ストーリー」である。

・なぜその事業(商品やサービス)を始めたのか
・その事業に対する並々ならぬこだわり
・事業が成功するまでの苦労
・成功した実績(顧客の反応など)
・今後の夢

商品そのものは真似できても、ストーリーは真似ができない。ストーリーは、多くの人の共感を呼ぶし、特にメディア向けのPRでは強いフックになる。ストーリーがあると記事や番組などのコンテンツも作りやすい。

ストーリーの中でも、特に共感を呼びやすいのが「苦労」のエピソードである。そのため失敗談や苦労話はどんどんアピールすること。