洋服をSNSで累計5億円売ってきた「短パン社長」と呼ばれる著者が、どのようにして顧客との完成性を築き、モノを買ってもらうのか、体験をもとに紹介している一冊。
■役に立つ情報を届ける
今では15,000円の商品をSNS上で販売すると、300人が購入してくれるが、最初からうまくいったわけではない。フェイスブックをはじめた当初は、自分の洋服のコーディネートを投稿していた。誰かに頼まれたわけでもないのに、誰かのコーディネートの参考になればいいと毎日続けていった。すると、フェイスブックの友達や、そのまた友達の7、8人から「今、短パン社長がはいている短パンが欲しい!。だからつくって!」と言われるようになっていった。
SNSで発信する時に思ったことは、何かほんの少しでもいいから誰かの何かの役に立つ情報を届けたいということ。そう思ってコーディネートや洗濯の仕方、保管の仕方などを展示会に来てくれた人向けのDM「短パン通信」の時のように発信していった。その結果、身近に感じてくれて、ファンになってくれた。
いいものをつくれば売れると思っている人が多いが、人は人でモノを買う。先にお客さんとの関係性をつくることが大切である。
著者 奥ノ谷 圭祐
ピーアイ 代表取締役社長 1年中短パンで過ごす事から付いたニックネームは短パン社長。 業種はアパレルメーカーだが、現在は洋服に限らず、カレー、コーヒー、お米、そしてビールの販売も。 2014年の夏に立ち上げたブランド「Keisuke okunoya」はSNSのみの販売で売上は5億超え。自身のブログは毎日1日も欠かさず、書き続け間もなく10年を迎える。
帯 オンデーズ代表取締役社長 田中 修治 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.9 | 2分 | |
第1章 ボクがやったSNSでの「売り方」 | p.17 | 15分 | |
第2章 「この人から買いたい」に至るまで | p.47 | 15分 | |
第3章 確立した「ケイスケオクノヤ」という業態 | p.77 | 15分 | |
第4章 信頼を稼ぐからお金を稼げる | p.107 | 17分 | |
第5章 購入につなげるボクのSNS発信術 | p.143 | 29分 | |
おわりに | p.202 | 3分 |