すごろくの一種である世界的に人気のゲーム「バックギャモン」で2度の世界チャンピョンになった著者が、運を引き寄せ勝負に勝つための考え方を紹介している一冊。
■世界4大ゲームの1つ「バックギャモン」
バックギャモンとは、1つのボードをはさんで対峙する2人が勝敗を争うゲームのことで、互いにサイコロを振って自分の駒を進め、相手より早くゴールすることを競う「すごろく」の一種である。互いの駒は15個ずつで、2つのサイコロの出目の数だけ自駒を動かし、自駒で相手の駒の移動をブロックしたり、相手の駒を振り出しに戻したりするなど、駆け引きの要素が強い。
海外ではポピュラーなゲームで、チェス、ドミノ、トランプと並んでバックギャモンは世界4大ゲームの1つとされている。海外ではハリウッドスターや著名な実業家が愛好家として知られている。日本では囲碁や将棋のプロ棋士がバックギャモンを楽しむ姿がファンの間では有名である。
状況を冷静に見極めて勝負に臨めば、運も味方につけることができる。
著者 矢澤 亜希子
1980年生まれ。バックギャモンプレイヤー 日本人3人目の世界チャンピオン。国内、海外のトーナメントを転戦し、数多くの優勝を果たす。2014、2018年の世界選手権(モナコ公国・モンテカルロ)のメイン種目で優勝し、日本人初、国籍を問わず女性初となる2度の世界チャンピオンになった。 2012年に「ステージIIIC」の末期の子宮体がんの診断を受け、医師からは「手術しなければ1年もたない」と宣告された(その後、奇跡的に克服)。 手術と抗がん剤治療による手のしびれ、全身の痛みといった副作用と戦いながら14年に世界選手権を制したという経験を持つ。 世界中の大会で活躍するとともに、バックギャモンの普及活動に尽力。また、がんサポートの社会貢献活動も行っている。
帯 棋士 森内 俊之 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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序 章 バックギャモンが教えてくれた「運」の創り方 | p.21 | 5分 | |
第1章 サイコロの目は選べない | p.31 | 27分 | |
第2章 「運」に選ばれる思考法 | p.87 | 23分 | |
第3章 「運」を加速させる | p.135 | 18分 | |
第4章 「運」を育む習慣 | p.173 | 10分 | |
おわりに | p.193 | 3分 |