日本オラクルで数多くのエンジニアの育成に携わった著者が、一流のエンジニアと二流のエンジニアの違いを紹介。優れたエンジニアになるために必要な条件と方法を解説しています。
■一流のエンジニアと二流のエンジニアの違い
一流のエンジニアと二流のエンジニアの違いは「顧客心理推察力」と「状況察知力」という2つの力を持っているかどうかである。
・顧客心理推察力:顧客の心理を推察する力
・状況察知力:相手の状況がどうなっているのかを察知する力
二流のエンジニアは、顧客の感情やビジネスの状況には興味がない。だからこそ、そこにはエンジニアとして差別化できるチャンスがある。もちろん、求められている技術レベルを持っていることは前提である。
■飛躍する技術者の8つの条件
①起業家精神を持ち合わせている
②技術以外の仕事を率先してやる
③顧客の問題解決を最優先に考える
④情報収集力に長けている
⑤顧客心理推察力と状況察知力が高い
⑥顧客目線で言葉を使い分ける
⑦キャリアアップしながらチームを大事にする
⑧感情・思考・身体のセルフマネジメントが高い
著者 片桐 あい
人間関係問題解決コンサルタント 産業カウンセラー・キャリアカウンセラー 企業研修講師 カスタマーズ・ファースト代表取締役 日本オラクル(旧サン・マイクロシステムズ)サポート・サービス部門に23年勤務。2009年からは、社内の人財育成の担当として「キャリアディベロップメント&トレーニング」という部署を立ち上げ、社員の育成を担当。延べ1500名のエンジニアの育成に携わる。 グローバルのプロジェクトでエンジニアのトレーニングの開発のためのメンバーに選出され、各国の教育担当とカリキュラムを開発。2013年に独立し、企業研修講師となる。年間約120件登壇し約2万5000名の育成に従事。また、人材育成コンサルティングで延べ3400名のカウンセリングでの育成にも貢献している。
帯 日本オラクル執行役副社長 石積 尚幸 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
まえがき | p.1 | 5分 | |
第1章 一流のエンジニアは、「起業家精神」を持ち合わせている | p.21 | 20分 | |
第2章 一流のエンジニアは、「技術以外の仕事」を率先してやる | p.57 | 11分 | |
第3章 一流のエンジニアは、「顧客の問題解決」を最優先に考える | p.77 | 16分 | |
第4章 一流のエンジニアは、「情報収集力」に長けている | p.107 | 14分 | |
第5章 一流のエンジニアは、「顧客心理推察力と状況察知力」が高い | p.133 | 13分 | |
第6章 一流のエンジニアは、「顧客目線」で言葉を使い分ける | p.157 | 9分 | |
第7章 一流のエンジニアは、キャリアアップしながらチームを大事にする | p.173 | 11分 | |
第8章 一流のエンジニアは、困難に打ち勝つ「感情・思考・身体」のセルフマネジメント力が高い | p.193 | 13分 | |
あとがき | p.216 | 3分 |