2015年上半期、著名人やアルファブロガー、新聞、雑誌の書評で最も紹介されたビジネス書のランキングを発表します。 (集計期間2014年12月〜2015年5月)
■bookvinegar 2015年上半期ランキング
①メンバーの才能を開花させる技法(リズ・ワイズマン)15pt
②HARD THINGS(ベン・ホロウィッツ)11pt
②決める(スティーブ・マクラッチー)11pt
④成功するイノベーションはなにが違うのか?(ネイサン・ファー)10pt
⑤なぜ一流の経営者は即興コメディを学ぶのか?(トム・ヨートン)9pt
⑤いつも「時間がない」あなたに(エルダー・ シャフィール)9pt
⑤ウォートン・スクールの本当の成功の授業(リチャード・シェル)9pt
⑤人と企業はどこで間違えるのか?(ジョン・ブルックス)9pt
⑨ハーバード流 逆転のリーダーシップ(リンダ・A・ヒル)8pt
⑨アクション・バイアス(ハイケ ブルック)8pt
⑨人の心は読めるか?(ニコラス・エプリー)8pt
⑨ザ・ファーストマイル(スコット・アンソニー)8pt
今回1位に選ばれた『メンバーの才能を開花させる技法』は、「Thinkers50」(最も影響力のある経営思想家トップ50)にも選出されるリズ・ワイズマンによる書籍で、全米ベストセラーとなったものです。
リーダーには、メンバーの能力を引き出し組織全体の能力を高めるタイプと、メンバーの能力を消耗し、組織の人材価値を破壊するタイプの2通りがある。組織全体の人材価値を高めるリーダーの特徴について書かれた本で、人材マネジメントに多くの知見を与えてくれる内容です。
2015年上半期は、引き続き現在の企業によって大きなテーマであるイノベーションやリーダーシップに関する本が多く見受けられました。
先日発表された2015年上半期amazonビジネス書ランキングは次の通りです。
■amazon 2015年上半期ビジネス書ランキング
①嫌われる勇気 (岸見 一郎)
②21世紀の資本(トマ・ピケティ)
③エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)
④さあ、才能(じぶん)に目覚めよう(マーカス・バッキンガム)
⑤まんがでわかる7つの習慣 (フランクリン・コヴィー・ジャパン)
⑥生き方(稲盛 和夫)
⑦人を動かす(デール・カーネギー)
⑧こうして、思考は現実になる (パム・グラウト)
⑨たった1日で即戦力になるExcelの教科書(吉田 拳)
⑩外資系投資銀行のエクセル仕事術 (熊野 整)
アドラー心理学のブームともなった『嫌われる勇気』が昨年に引き続き売れています。今回、特徴的だったのはトマ・ピケティの『21世紀の資本』が2位になったことです。600ページにおよび、価格も約6000円もの経済書が、そこまで売れるとは驚くばかりです。
また今回のAmazonランキングでは、なぜかエクセル術に関する本が2冊もランキング。どういう売れ方をしているのかは謎です。
この機会に是非、本を手にとってみて下さい。