2016年、著名人やアルファブロガー、新聞、雑誌の書評で最も紹介されたビジネス書のランキングを発表します。 (集計期間2015年12月〜2016年11月)
■bookvinegar 2016年ランキング
①ORIGINALS(アダム・グラント)16pt
②第四次産業革命(クラウス・シュワブ)15pt
②LIFE SHIFT(リンダ・グラットン)15pt
④〈インターネット〉の次に来るもの(ケヴィン・ケリー)12pt
④日本人の知らないHONDA(ジェフリー・ロスフィーダー)12pt
④「決め方」の経済学(坂井 豊貴)12pt
⑦伝え方の極意(ラリー・キング)11pt
⑦笑う人には福来たる(高橋 恵)11pt
⑦起業への挑戦(ガイ・カワサキ)10pt
⑩JOY ON DEMAND(チャーディー・メン・タン)10pt
⑩超予測力(フィリップ・E・ テトロック)10pt
⑩クリエイターズ・コード(エイミー ウィルキンソン)10pt
⑩ひねり出す力(内村 宏幸)10pt
⑩Q思考(ウォーレン・バーガー)10pt
⑩ビッグバン・イノベーション(ラリー・ダウンズ)10pt
今回1位となったのは『ORIGINALS 誰もが「人と違うことができる時代』となりました。この本はオリジナリティとは何かという問いから始まり、誰もが既存のものを疑い、より良い選択を探すことでオリジナリティを発揮できると説きます。独創性の発揮の仕方を簡単がわかりやすく書かれており、今最も求められている仕事の能力である「独創性」についての理解が深まります。
2位となったのは同率で『第四次産業革命』と『LIFE SHIFT』の2冊になりました。『第四次産業革命』は、ダボス会議(世界経済フォーラム)の創設者が、
テクノロジーの進化がもたらす未来の経済、社会、産業への影響を論じたものです。今後の社会の変化を考える上で、示唆に富む一冊です。
またもう一冊の『LIFE SHIFT』は、このまま平均寿命が伸び続ければ、人生100年を生きる時代が到来するとし、長い人生を生きるための人生設計の必要性を説いています。
どちらの本も将来の生き方を考えさせるものです。今年は、人工知能の本を中心にテクノロジーがもたらす未来について考えさせるものが多かったように思います。時代の変わり目に備えるために、自分の中で何を大切にすべきか、環境の変化にどのように対応していくのか、本を読みながら少し考えてみるのも良いかもしれません。
なお、先日発表された2016年amazonビジネス書ランキングは次の通りです。
■amazon 2016年ビジネス書ランキング
①「学力」の経済学(中室 牧子)
②キリンビール高知支店の奇跡(田村 潤)
③捨てられる銀行(橋本 卓典)
④難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
(山崎元、大橋弘祐)
⑤結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる(藤由 達藏)
⑥人を動かす(デール・カーネギー)
⑦経営者になるためのノート(柳井 正)
⑧最強の働き方(ムーギー・キム)
⑨超一流の雑談力(安田 正)
⑩伝え方が9割(佐々木 圭一)
かなり方向感が見えないランキングとなったようです。。。